ジャズシンガーとして30年以上活躍し続けるアジアの歌姫!
日本デビューのきっかけは、偶然フィリピンを訪れていた日本のプロモーターにスカウトされたことだった。
来日後、30年以上にわたり多数のヒット曲を生み出してきた彼女だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。しかし、自分の夢に向かっていつも全力で歌ってきたので、今直面していることに対して辛いと感じたことは一度も無いと言う。
彼女が歩んだ道のりと大切にしている想いを披露していただきましょう。
さあ・・・ジャズ歌手 マリーン様の登場です!
「頑張れば良い事がある」
もともと歌うのは好きでしたが、日本に来るまではスターになりたいとは思っていませんでした。
日本に来たばかりのアイドルだった頃、新聞のインタビューで「マリーンは歌が上手いから日本では売れない。日本のアイドルに求められているのは歌の上手さじゃない。」と言われて、とても悔しくて「絶対に売れてやる!スターになれるのを見せてやる!」と思い、スターを目指すようになりました。
初めはアイドルをしていましたが、私は歌を歌いたくて来日したのでただの可愛い子ちゃんで終わりたくなくて、フィリピンに帰るか、日本でもう少し頑張るか、悩んでいました。
当時、昼間はアイドルをしながら夜はジャズ歌手としてライブハウスへ出演し、口コミで行列が出来るようになっていました。すると、映画「なんとなくクリスタル」への出演のお話を頂きました。おしゃれなライブハウスで歌うシンガーの役でした。また、ちょうど同じ頃にソニーから歌手として再デビューの話を頂きました。
ここからとんとん拍子で道が開けるようになったのです。
不思議なことに、頭の中で「もう帰ろう」と思うたびに、絶対に帰らないで頑張れ。と言われるような感覚がありました。帰りたい気持ちの反面、頑張れば良いことがあると、心のどこかで思っていました。
ところが、歌手になってからもつまらないと感じる時期もありました。
デビュー前はみんなが応援してくれたのですが、少し名前が売れ出すと足を引っ張ろうとする人が現れるようになったのです。
でも私は、足を引っ張られれば引っ張られるほどそれらを振り切って、上へ飛び出そうしました。
The show must go onどんな事があっても、ショーは継続させるという意識を持つことで、その時期を乗り越えました。
投げ出すのは簡単です。いつでも出来ます。でも、辞めたら先はありません。あきらめないで夢を追い続ければ、必ず良い事があります。だから、夢があるならそれを追いかけて下さい。
一生懸命やっている時には誰かが必ず力を貸してくれます。出来ないと思っていたことも、出来るようになるのです。
あきらめずに頑張れば、必ず良い事がありますよ。
2012-07-17
取材:村上倫弘
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