当時を知る人達は一度は口ずさんだことのあるフレーズ・・・
“港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ?”
流行語となり、NHK紅白歌合戦でも歌われた。
このバンドのメンバーであり、今でも、バンドマンとして活動を続けるスゴい人が登場する。
なぜ、音楽の世界に飛び込んだのか?好きを仕事にするとは?
さあ・・・元ダウン・タウン・ブギウギ・バンド新井武士様の登場です!
「満たされないくらいがちょうどいい」
教員をしている両親の元に生まれ、家の中で流れている音楽はクラシックやマーチソングばかり。
音楽とはそういうものだと思い込んでいました。
しかし、中学校1年生の時にラジオから聞こえてきたTHE BEATLESやザ・ベンチャーズの音楽に魂を撃ちぬかれました。
学校では、女子たちはクリアケースにポールやジョージの写真を入れている。
ヤキモチを妬いた幼き頃の僕は、対抗してアンチビートルズを気取りながらもエアギターの如く当時のヒットソングを楽器ごっこで真似ていました。
ある日、僕の家の数倍の敷地を持つ友人の豪邸に招かれた時に、壁一面のレコードにぼう然としました。
そして、ふと取り出したレコードに運命的な出逢いを感じました。
そのレコードこそ、ソウルの神様“レイ・チャールズ”。
音楽において二度目の衝撃を受けました。
人生って、出逢いの連続だと思います。
出逢いで受けた衝撃や感激をきちんと受け止めて感謝すれば、そこから新しい人生が広がるのではないでしょうか。
結局、こんなに治安の良い日本で生まれた俺が黒人でも無いのにブルースを演奏することに違和感を覚え始めた頃、三度目の出逢いがありました。
それが、後に結成するダウン・タウン・ブギウギ・バンドのボーカル宇崎竜童さんです。
そこからはロックの虜です。
今の世の中はモノが溢れかえり、大事な出逢いや衝撃に麻痺してはいないだろうか?
でも、自分が気づき、自分が変わらないと、結局、何も変わらない。
カッコイイ!
スゴイ!
こんな感情が芽生えた時って何かの前兆じゃないかな。
「俺は、今でも感じること大事にしているぜ!」
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