本日登場するスゴい人は、若くして世界の舞台で活躍するピアニスト。
彼女は非凡な才能を見いだされ6歳でロシアに留学し、翌年、名門モスクワ市立グネーシン記念中等(高等)音楽専門学校ピアノ科に第一位で入学。
在学中には
2004年エドワード・グリーグ国際ピアノ・コンクールグランプリ、
2006年TVロシア文化チャンネル主催くるみ割り人形国際音楽コンクールピアノ部門第一位、
2009年AADGT 国際 Young Musician Competition第一位
2010年『Классика-2010』(才能ある青少年の国際コンクール&フェスティバル)グランプリなど、数々の賞を受賞。
2013年、同校で外国人初の最優秀生徒賞を受賞し、2014年に首席で卒業。
ロシアで最優秀成績者に贈られる『赤の卒業証書』で卒業した。
同年11月にはドイツのグラモフォンよりCDデビューを果たした。
さあ・・・ピアニスト松田華音様の登場です!
「ピアノとともに」
4歳の頃に習い事の一つとしてピアノを始めましたが、細田淑子先生と出会えた事が全てのきっかけでした。
先生が私をモスクワに送ってくださり、その頃の日本には無かった、幼い頃から専門家になるための勉強をする環境に身を置くことができました。
先生とのご縁から始まり、モスクワに渡ってからもたくさんのご縁があって、ここまで来ることができました。
先生と出会っていなければ、今の私はありませんでしたね。
6歳の10月にモスクワに渡り、12月に初めてモスクワのステージで演奏をした時に、演奏するのが楽しいと感じました。
それで「これからも演奏を続けたい」と思う気持ちに気付いたのです。
それから演奏が好きになって、今まで続けています。
ピアノが大好きですから、大変だと思う事や嫌になることはありませんし、ピアノは私にとってあるべきもので、ピアノが無い人生は今では想像できません。
モスクワに渡った6歳の頃では一人で生活することはできませんでしたし、家族の支えがあったからこそ留学生活をすることができました。
本当に感謝しています。
演奏する上で一番大事にしている事は、エレーナ・イワノーワ先生がいつも仰っていた、この曲を通して何をお客様に伝えたいのかという事です。
それが一番大切で、必ず持っていなければならないことだと教わってきました。
伝えたいことは曲ごとにも違いますし、同じ曲でも10分後に弾くと、伝えたいことは変わりますが、常にお客様に伝えたい事を心の中に持って演奏しています。
私は、日常の全てが音楽につながっていると思っています。
本を読むことも好きですが、誰かと話をしていても気づきがあるし、道を歩いていてもはっとすることがあるんです。
日ごろから、生活の中で演奏のヒントになることを探していますね。
本を読んで感動したり絵画を見て心を動かされたりするのと同じように、音楽は心が休む場所であり、楽しむものだと私は思っています。
だから、音楽をしている人は、上達するために苦労して一生懸命やらなければいけないなどと思わないで、音楽を楽しんでください。
今後は、日本に住んでいる日本人の皆さんにもっと演奏を聴いていただく機会を増やしていきたいと思っています。
そして、聴いてくださった皆様に喜んでいただけて、あたたかい気持ちを与えられるピアニストになりたいと思っています。
◆ホームページ
http://www.universal-music.co.jp/matsuda-kanon
※一部携帯では見られない可能性があります。
◆<松田華音 CD発売記念ピアノ・リサイタル>
・4月4日(土)大阪 ザ・シンフォニーホール
問)ABCチケットインフォメーション 06-6453-6000
・4月7日(火)東京 東京オペラシティコンサートホール
問)ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
・4月9日(木)名古屋 愛知県芸術劇場コンサートホール
問)中京テレビ事業 052-957-3333
タグ:音楽